【ザ・トゥルー・コスト】

3,780円(税込)

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『誰かの犠牲の上に成り立つファッションに変化が起き始めた!』
ファッション業界でも大量生産・大量消費が問題化。誰かの犠牲の上に成り立つファッションに変化が起き始めました。
トレンドはエシカル&フェアトレード・ファッション。
ファッション産業の今と、向かうべき未来を描き出すドキュメンタリーです。

▼予告編



<あらすじ>
これは衣服に関する物語で、私たちが着る服や衣服をつくる人々、そしてアパレル産業が世界に与える影響の物語だ。これは貪欲さと恐怖、そして権力と貧困の物語でもある。全世界へと広がっている複雑な問題だが、私たちが普段身に着けている服についてのシンプルな物語でもある。

この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。本作は、服を巡る知られざるストーリーに光を当て、「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」という問題を提起する、ファッション業界の闇に焦点を当てたこれまでになかったドキュメンタリー映画だ。

この映画は、きらびやかなランウェイから鬱々としたスラムまで、世界中で撮影されたもので、ステラ・マッカートニー、リヴィア・ファースなどファッション界でもっとも影響のある人々や、環境活動家として世界的に著名なヴァンダナ・シヴァへのインタビューが含まれている。またフェアトレードブランド「ピープル・ツリー」代表サフィア・ミニーの活動にも光を当てている。私たちは行き過ぎた物質主義の引き起こした問題に対して、まず身近な衣服から変革を起こせるのかもしれない。

<アンドリュー・モーガン監督メッセージ>
ある朝、コーヒーを淹れようとしていたとき、ふと新聞の表紙に載った1枚の写真を見て、胸を打たれました。その写真は、二人の少年が行方不明者のチラシが貼られた大きな壁のそばを歩いているというもの。新聞を手に取ると、それはバングラデシュのダッカ郊外の縫製工場で起こった倒壊事故の話で、死者千人以上、負傷者数千人という大きな事故でした。倒壊した当時、工場は欧米の大手ブランド向けに衣服を生産していました。私は間もなく、こういった悲劇がこれだけにとどまらないことを知りました。

アメリカで生まれ育った私は、自分の衣服がどこから来るかを深く考えたことは一度もありませんでした。しかし、ブランドの裏側にいる人々やその現場について学び始めると、そこにあった現実は衝撃的なものでした。ファッションは労働依存度がもっとも高い産業で、世界のもっとも貧しい多数の労働者たちが衣服の生産に従事しており、その多くが女性です。これらの女性の多くが最低限の生活賃金以下の賃金で、危険な労働環境で、基本的な人権さえない状況で働いています。また、こういった労働者の搾取の問題に加え、ファッション産業は石油産業に続いて、2番目に環境汚染の多い産業でもあります。

今日、私たちはますますアウトソーシングを増やし、消費を拡大し(過去20年、米国だけでも衣服の消費は400%拡大しています)、より多くの資源を使用している一方で、衣服に支払う対価は過去のどんな時代よりも少なくなっています。また、工場における労働者の事故はかつてないほど多くなっており、環境への負荷はまったく持続不可能なレベルに拡大しています。

自分たちの行動に伴うコストが明らかになりつつ今、私たちはどんな世界を築いていくべきでしょうか。自分たちが人々や世界へ与える影響をリアルタイムに測ることができるこの時代において、私たちはこの困難を克服する新たなシステムを作ることはできるでしょうか。

これらの問いと、その答えの重大な意味が、私が『ザ・トゥルー・コスト』の監督を務めるきっかけとなりました。このドキュメンタリーは、世界中のファッション産業を探り、私たちが現在の状況やこれまでの過程を知り、よりよい未来を築いていく方法を考察するものです。この話題をめぐる議論は、あまりにも長い間、単純化されすぎた責任の押し付け合いに終始してきました。私たちは、この話題の政治的・経済的な複雑さに惑わされ、もっとも根本的かつ重要なモラルの問題を見落としてきたのです。つまり、環境への無責任な態度やもっとも基本的な人権の明らかな侵害のことです。これらは私たちが変えることができるもので、変えていかなければなりません。

世界はこの問題に目を向け始めており、よい道を選ぶ歴史的な好機を迎えています。人類は声を上げることできないもののために、声を上げるものがでてきた時に進歩します。このような声を無視せず時機を失わなければ前進します。そして、「誰かの利益は、他の人々を搾取することによって得られるものであっては決してならない」ということを理解することが大きな前進なのです。私は、この映画が人間の進歩に必要な一歩となることを心から願っています。




<メッセージ>
・ステラ・マッカートニー(デザイナー)
「地球に害のない方法で本当に美しい服を作れると信じています」
ステラ・マッカートニーはファッションデザイナーで、元ビートルズのポール・マッカートニーとリンダ・マッカートニーの次女。
グッチとのパートナーシップの下で自身のブランド「Stella McCartney」を2001年よりスタート。
菜食主義者で、ファー・シルク・ラムウール・レザーを用いた仕事をすることを拒否しています。
▼サステナブル・ファッションと美は両立できる?



・エマ・ワトソン(女優)
「なぜピープル・ツリーのコレクションのデザインをしたのか知ってほしい。ザ・トゥルー・コスト を見て!」
本人のfacebook投稿

・サフィア・ミニー(ピープル・ツリー代表)
「ファッションを取り巻く悲惨な状況には何度見ても涙が出る。」

・白木夏子(株式会社HASUNA代表取締役)
「消費をする全ての人に、見てもらいたい映画。」

・末吉里花(フリーアナウンサー/エシカル協会代表)
「代償を知っていたつもりだったのに、映像を見たら想像以上に恐ろしくて目を覆いたくなりました。まずは映画を観て、世界で何が起きているか知ってほしいです。」

・林民子(NPO法人ソーシャルコンシェルジュ/SHOKAYジャパンオフィス共同代表/DGBHプロデューサー)
「中には衝撃的な内容もありますが、これが華やかなファッションビジネスの“不都合な真実”。そして、それを変えることができるのは、消費者でもある皆さんなのです。」

・伊藤研人(ONE SKY 理事長)
「ファストファッションの世界の真実。大量消費、経済優先の世界の悲劇的現状。涙が溢れました。なぜ我々は未だにこの現状を変えられないのか。なぜ、なぜ、なぜ。」

・鎌田安里紗(モデル/エシカルファッションプランナー)
「スーパーマーケットに並ぶすべての食べ物も、ファッションビルに並ぶすべての服も、どこかで誰かがつくり私たちのもとに届くんだ、そんな想像力を持って生きる。それだけで、手に取りたいもの・お金を払いたいものが変わるはず。この映画はそのきっかけになるはずです。」

・辻 信一(文化人類学者)
「平和が、民主主義が、自由が脅かされていると感じている現代日本の若者たちに、この映画をぜひ見てもらいたい。そして、ぼくたちを支配する巨大なグローバル・システムの全体像をしっかりとつかんでほしい。それができればもう、ぼくたちがすべきことは明らかだ。」

・四角 大輔(森の生活者・執筆家)
「この映画を直視できない人は、今後一切、服を買ってはいけない。グローバリゼーションの実態は、支配と搾取のバランスで成り立つ、人と大地を殺し続ける悪魔のシステムだ。世界は狂ってる、と思うのはぼくだけだろうか。」

・可児 ひろ海(「Skinware(スキンウェア)」 ディレクター)
「『ザ・トゥルー・コスト』は、私たちの麻痺した感覚を、揺さぶり、呼び覚ます映画。私たちが身にまとうものが、この地球に生きる誰かの命や、愛する大切な人を失 う悲しみや、健康的に生きられない絶望と引き換えになってはいけない。」


【詳細情報】
監督:アンドリュー・モーガン プロデューサー:マイケル・ロス
製作総指揮:リヴィア・ファース、ルーシー・シーゲル
出演:サフィア・ミニー、ヴァンダナ・シヴァ、ステラ・マッカートニー、ティム・キャッサー、リック・リッジウェイ ほか
2015年/アメリカ/93分/カラー

【アンドリュー・モーガン監督 プロフィール】
アンドリューは、よりよい世界の実現をテーマにした映画の監督として国際的に知られ、これまでにフィクションからドキュメンタリー、コマーシャル、映画まで幅広い作品に携わっています。彼はロサンゼルスフィルムスクールでシネマトグラフィーを学んだ後、さまざまなテーマを扱う映画スタジオのUntold Creativeを共同で設立、現在は同社でクリエイティブディレクターを務めています。また、Huffington Postにも寄稿しており、世界中の人権をめぐる戦いにおいて物語が果たす役割について、日々自らの考えをつづっています。彼は現在、ロサンゼルスに妻のエミリーと4人の子どもたちと一緒に住んでいます。