伊勢谷友介「”これまで”と”これから”のリバースプロジェクト」〜知るきっかけをつくるメディア〜

2018年11月に10周年という節目を迎えるリバースプロジェクトの代表である伊勢谷友介が、「これまでのリバースプロジェクト」と「これからのリバースプロジェクト」について語ります。全4回に渡ってお届けいたしますのでぜひご覧にください。

  1.  継続してきた10年から見えたモノ
  2.  知るきっかけをつくるメディア
  3.  次につくってみたいプロダクト
  4.  次の10年に向けた挑戦

 


ーーさまざまなプロジェクトをしてきたと思いますが、オンラインショップはどのような想いで始めたのでしょうか?

始めた当時は「エシカルスーパーマーケット」をつくろうと思って始めました。社会課題を解決しようとしたり、未来に対してアクションを起こそうとしてもなかなか普段の生活をしている中でそういった行動や選択をすることが難しいと思います。人は誰もが消費者であるので、行動を起こしたいと思っている人が選択ができるようなスーパーマーケットをオンライン上で表現したいと考えました。なので、トイレットペーパーやシャンプー、ゴミ袋など毎日消耗するものから食べ物、そして生活を豊かにするファッションやアート。本や音楽があるのも良いです。人間が生活していく上で必要なものがすべてエシカルで、ひとつのオンラインショップでその消費の選択ができるという状況をつくりたいですね。

一方でこの10年間、自分の思う素晴らしいものが必ずしも世の中に浸透する訳ではないということを学びました。それがアート作品であれば良いかもしれないですが、株式会社リバースプロジェクトとしてビジネスをしている以上、 日々改善をし続けていかなければならないとも思っています。

 

ーーそのような想いで始めたオンラインショップですが、今回のメディアECへのリニューアルにはどんな意図がありましたか?

リバースプロジェクトの創業当初からずっとメディアはつくりたいと思っていました。偏った報道ではなく、アルジェジーラのように報道としての姿勢を保ったメディアをつくりたいと。

さっき「自分の思う素晴らしいものが必ずしも世の中に浸透する訳ではない」と言いましたが、ひとつの要因としてそもそもこういった社会課題や実際に起きていることを知らない人もまだまだ多いと感じました。自分が思っている以上に伝わらないですし、広がらないです。リバースプロジェクトのオンラインショップが「気がついている人の選択できる場」でもありたいと同時に、「知らない人へはまず知ってもらう場」でもありたいと考えていました。

 

 

ーーリバースプロジェクトとしてオンラインショップを運営するもうひとつの役割ということですね。

吉田松陰先生が残した「知行合一」という言葉があります。「知って行わないのは知らないのと同じだ」という意味で、裏を返せば「行わない人は知らない人でもあり、考えてもいない人だ」ということになります。個人としてすぐできることは、普段の生活の中で自分の消費をまず見直すことです。まず知り、そして行動できる場所。その場所を今回リニューアルしたリバースプロジェクトのオンラインショップで創っていきたいです。

ただメディアだけではなく、まだ皆さんに選択をしてもらうプロダクトの幅が広くないということも認識しています。例えば、自分はシャンプーやトリートメントは自社のSILMOREをまとめ買いして使っているのですが、まだゴミ袋やトイレットペーパーはありません。よりサスティナブルで豊かな生活が送れるオンラインショップ、メディアにしていきます。

 

ーーたくさんの商品が増えていきそうですね。

そうですね。だからこそリバースプロジェクトだけのプロダクトではなく、様々なサスティナブルなプロダクトや取り組みをこのメディアを通じて紹介していきます。リバースプロジェクトの想う良いプロダクトには「リバースマーク」をつけて紹介をしていくなど、そういった取り組みも考えています。「エシカルだから価格が高くなってしまっている」ではなく「高いだけのことはある」という共感や納得感をリバースプロジェクトがサポートできればと考えています。

想いのある人が集まり、それがプロダクトに現れ、ここで表現できたら嬉しいですね。

 

次回「知るきっかけをつくるメディア」に続く >>

 

 

この記事の関連アイテム

 

保存保存

この記事のキーワード
この記事を読んだ人にオススメ