伊勢谷友介「”これまで”と”これから”のリバースプロジェクト」〜次の10年に向けた挑戦〜

2018年11月に10周年という節目を迎えるリバースプロジェクトの代表である伊勢谷友介が、「これまでのリバースプロジェクト」と「これからのリバースプロジェクト」について語ります。全4回に渡ってお届けいたしますのでぜひご覧にください。

  1.  継続してきた10年から見えたモノ
  2.  知るきっかけをつくるメディア
  3.  次につくってみたいプロダクト
  4.  次の10年に向けた挑戦

 


 

ーーリバースプロジェクトとして今後、挑戦していきたいことはなんですか?

より大きなインパクトを与えていくために投資の対象となれるような状況を積極的につくりたいです。これまでは企業、ブランド、自治体、学校など様々な組織とプロジェクトという形でリバースプロジェクトは企画プロデュースをしてきました。今年の4月に新しい取り組みとして、株式会社NIPPON PAYさんとリバースプロジェクトネクストという合弁会社を設立しました。

少しだけ事業内容を説明しますと、現在全世界で急速にキャッシュレス化が進んでいますが、日本ではそのスピードが鈍く諸外国に遅れをとっているのが現状です。こうした状況を打開して日本におけるキャッシュレス化を推進して地域のビジネスを活性化し、同時に消費者の便利さ、楽しさを創造する事業を展開していきます。

これはひとつのプロジェクトというよりも、合弁会社を設立し事業として展開していく良い一例となっていますし、既にリバースプロジェクトストア、リバースプロジェクトトレーディングという子会社もリバースプロジェクトの哲学をベースに事業を展開しています。引き続きこれまでのコラボレーションやプロジェクトというスタイルも継続しながら、より大きなソーシャルインパクトを創造していく事業を展開していきたいです。

そのために「人類が地球に生き残るためにすべきこと」をしっかり分析し、どの分野から攻めるべきかを整理し、企画を考え事業会社をまた創っていく。リバースプロジェクトのチェーン展開というのがイメージに近いかもしれませんね。

 

 

ーーITという領域で事業展開していくのはリバースプロジェクトとしても初めての試みになりますね。

そうですね。その一方で、ITによる利便性と必要性を感じながらもリアルの重要性もまた大きいと思っています。大きな利益ではないかもしれないし小さい範囲かもしれないけれど、衣食住・インフラをサンプルとして表現し、リアルな場でサスティナブルな生き方を実現する場所をつくりたいです。

それを表現する場所がホテルで、リバースプロジェクトの新たな観光事業が始まるかもしれないです。もしかしたら自然環境を学べるアミューズメントパークが良いかもしれません。会社として大きな範疇の事業ができるようにグループとして成長しながら、リアルな空間を表現していきたいです。

PR BARはそういったリバースプロジェクトのコミュニティの機能を持っていると思っていますし、南砺市が進めるエコビレッジ構想の「かず良」もまたそのようなコミュニティになっていくと思います。

このように一つ一つのプロジェクトや事業が集合してできたモノをリバースプロジェクトでは「社会彫刻」と呼び、実質的に社会とかかわりながら、社会の改善を促していくというソリューション自体がファインアートだと考えています。

もともと「社会彫刻」という言葉は、ドイツの美術家であるヨーゼフ・ボイスが提唱した概念だそうです。彼は「すべての人が芸術家である」と唱え、創造性というのは単に芸術作品をつくるときだけに使われるものではない、と話しました。そのうえで、「だれもが創造性を発揮して、自分で考え、自分で行動することを通してよりよい社会をつくっていくべきだ」と唱えたそうです。

この意味でリバースプロジェクトの活動は間違いなくひとつの「社会彫刻」ですし、その作品が「株式会社リバースプロジェクト」です。これからもいろいろな「社会彫刻家」をつなぐ場であり、私たちが想像する未来を創っていければと思います。

 

保存保存

保存保存

保存保存

この記事のキーワード
この記事を読んだ人にオススメ