リバースプロジェクト共同代表・亀石が語る「クリエイティブの力で更新する地球の未来」

「SDGs」をはじめ、環境や社会課題に注目が集まる近頃。ここ数年は、CSR活動に積極的に取り組む企業も増えてきました。こうした問題に対し、「人類が地球に生き残るためにどうするべきか?」を命題のもと、約10年に渡り活動してきたのがリバースプロジェクトです。

8月22日、株式会社アマナが運営するメディア「H」のトークショーに共同代表・亀石が登壇。

「クリエイティブの力で更新する地球の未来」をテーマに、ビジネスシーンにおける課題解決のヒントについてお話しさせて頂きました。

 


始まりは映画作りから


まずは、リバースプロジェクトについて説明。

リバースプロジェクトという会社がなぜ生まれたのか?その背景には、亀石・伊勢谷の両代表が過去に製作した映画にあります。

亀石「脚本の内容を練り上げている際に、映画を通して伝えたいテーマは全て社会課題に行き着くことに気づいたんですね。ただ、映画では伝えたいことを継続的に発信し続けることはできないので、ビジネスを通して継続的に発信するためにリバースプロジェクトを設立しました。」

 

こうした気付き以外にも、ビジネスに必要なものの多くは映画制作の経験を通して身につけた、と亀石。

リバースプロジェクトに様々な背景を持つメンバーが集っていることや、プロジェクトに応じて携わるメンバーをキャスティングする、というリバースプロジェクトのスタイルも、この映画制作が原点だと語りました。

 


「空気」を作る


また、過去のプロジェクトを3つのテーマ(「素材で解決」「仕組みで解決」「概念で解決」)に分類し、それぞれのプロジェクトの背景を説明。

亀石「社会を変えていくには、“空気を作り出すこと”が最も影響力があるのではないかと思います。個人の行動をピンポイントで変えていくのはなかなか難しいですが、空気や常識を公に作ってしまえば、多くの個人の行動が比較的容易に変わるのではないかと。特に、『全日本制服委員会』は、制服という義務を利用した例の1つです。環境に配慮した素材を使用しながら、着用者の気持ちが高揚するようなデザインに仕上げています。企業にとってもCSR活動を実践できますし、着用者のモチベーションも高まる。最近は、企業側からの逆指名が増え、認知が広がっていくのを感じています。」

 


社会課題をビジネスで解決するには付加価値が重要


リバースプロジェクトを設立した当初は、コストの削減や売上を重視する企業も多く、わざわざコストをかけてリバースプロジェクトに依頼する企業はそう多くはありませんでした。しかし、約10年の活動を経て、リバースプロジェクトに仕事を依頼するクライアントが非常に増えました。その背景には、企業に対して売り上げのみならず、社会的な意義を持つことが求められるようなになったことが挙げられます。

亀石「SDGsという大きな指針ができたことにより、企業も社会課題の解決に積極的に取り組まざるを得なくなったことが大きな要因の1つだと思います。さらには、これまでの活動により、リバースプロジェクトに依頼することで付加価値が生まれるということが認識された、ということもあるでしょう。具体的には、社会課題解決のためのノウハウやアイデア、『リバースプロジェクトがプロデュースした』こと自体が付加価値となっているのかもしれません。社会課題をビジネスで解決するには、コスト以上の付加価値を企業に提供することが重要だと思います。」


これまでの10年とこれからの未来


約10年もの間、「人類が地球に生き残るためにどうするべきか?」という命題のもと活動を続けてきたリバースプロジェクト。共同代表として会社やメンバーを率いてきた亀石は、これまでとこれからの活動についてこのように語りました。

亀石「1つ誇れることは、ビジョンや理念を貫き続けてきたこと。この先もこれを守りつつ、未来について考え、仕事に変えていくことが大事かなと。この10年、数々のプロジェクトを行ってきしたが、失敗の方が圧倒的に多かったんです。でも、そこから沢山の重要なことを学ばせて頂き、現在のリバースプロジェクトの血肉となっています。(代表の)伊勢谷とも話しているんですが、ひょっとしたら、僕たちが生きている間は人類が生き残るための答えなんて見つからないかもしれない。けれど、我々が動き続けることで次の世代がバトンを引き継いでくれるだろうと信じています。」

より詳しいイベントレポートは、「H」からご覧ください。

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