夫婦が辿りついた答え、しあわせを織り成す100年タオル。 Vol.1 「OLSIA(オルシア)」ができるまで

愛媛県今治市にあるタオルメーカー、株式会社丹後。
後継者不在により廃業予定であった1925年創業の老舗タオルメーカーを2015年に引き継ぎ、職人たちの熟練の技による上質なタオルをつくり続けています。REBIRTH PROJECTは、株式会社丹後がこれまで築き上げてきた軌跡を大切にしながら、オリジナルブランド「OLSIA(オルシア)」の新しい商品開発やブランディングをサポートしていきます。

これから一緒に紡いでいく新しい「OLSIA(オルシア)」。
完成までのストーリーを連載形式でお伝えいたします。

第1回目は、丹後株式会社の代表である丹後博文さんと、「OLSIA(オルシア)」のブランディングを担当されている丹後佳代さんのご夫婦にインタビューしました。

丹後 博文さん(右)/ 丹後佳代さん(左)

 


少しでも恩返しがしたくて。


なぜ、廃業予定だったタオルメーカーを引き継ぐことになったのでしょうか?

博文:私たちは二人とも愛媛県今治市出身で、高校までこの土地で過ごしました。当時は地元の魅力に気づくこともなく、関西にある大学に進学。地元を離れて生活してみると、改めて愛媛の良さを実感しましたね。この頃から、いつか何かしらの形で地元に貢献したいと思うようになりました。
私は大学を卒業後、愛媛に戻り、父が経営する保険と不動産の会社で働き始めました。地元のみなさまのご縁に支えられ、60年続いてきた会社でした。父から会社を引き継いだ頃、大きなクライアントが倒産。会社は危機的な状況に陥りました。その時に助けてくれたのが、株式会社丹後の前身となるタオルメーカーの社長でした。いつか恩返しがしたいと考えていたときに、後継者がおらず廃業予定だと聞き、引き継がせてほしいと志願したんです。

 

タオルメーカーを引き継ぐと、旦那さまから聞いたときはどのように思いましたか?

佳代:最初は心配もありましたが、決めたのであれば一緒に成功させるしかないと思いましたね。できる方法を考えて、実践するのみだと。タオルメーカーの社長をはじめとする地域のみなさまへ、とにかくお世話になった恩返しがしたいという思いが強かったです。

 

マイナスからのスタート、夫婦の挑戦。


老舗タオルメーカーを引き継ぎ、まずはどんなことから始めましたか?

博文:前身のタオルメーカーは廃業を決めていたので、取引先はゼロの状態でした。実は、前の社長からも「引き継ぐのは、マイナスからのスタートになる。そんな苦労は大変だから止めておけ」と言われていたんです。でも、工場、人、伝統技術は素晴らしいものがある。その資産を生かすために、まずは取引先を探すところから始めました。最初の頃は、仕事はないけどお給料は払わなくてはいけない、というかなり苦しい状況でしたね。

佳代:仕事がないときは、仕方がないのでみんなで庭の草むしりをしていて。その姿を見て「丹後さんのところ、大丈夫か?」と、地域のみなさんが心配をしてくれました。そんな中、OEM(相手先ブランド名製造)の仕事を回してくださるなど、みなさまに本当に助けられましたね。

 

博文:保険と不動産の会社経営を通じて、全国に経営者の仲間がいたことも、非常に助けになりました。その伝手を辿って、全国各地へ営業に行くことができたんです。人とのご縁がなければ、今の私たちはありません。

 

 つくる人も、つかう人も。しあわせの量を増やすタオルを


現在はどのようなものづくりをされていますか?

 佳代:OEM(相手先ブランド名製造)の仕事も大切にしながら、タオルをつくる職人さんたちが「自分たちのタオル」として世の中に送り出すことができるブランド商品をつくっています。
タオルって、100年以上も形状が大きく変わっていないんです。品質の高いものから安価なものまでたくさんのタオルがある中で、どう飛び抜けるか。私たちがタオルを通じて伝えたいことを問い直し、「しあわせを織り成す」という意味を込めたブランド「OLSIA(オルシア)」を立ち上げました。
私たちは、大量に・早く・安く織ることはできません。でも、保険と不動産の仕事を通じてたくさんの人と出会い、人の人生と向き合ってきました。人と接する仕事を続けてきたからこそ、世界でいちばん人に優しいタオルをつくれるかもしれない。タオルを通じて、少しでも、人のしあわせの量を増やしていければと思っています。

OLSIA Premium bath towel

 

OLSIA 2couleurs ハンカチタオル
OLSIA 2couleurs ハンカチタオル

 

博文:工場長をはじめとする、生産メンバーの技術は素晴らしいなと、日々尊敬しています。私はずっと営業一筋だったので。OLSIA(オルシア)のタオルをつくる時も、ブランドのコンセプトを伝えると、「やってみるよ」と答えていただき、「うちのタオルはこれなんや」と、期待以上のものを形にしてくれました。本当に、感動してしまって。こういう仕事をしっかりと伝えていかなくてはと思いましたね。

 

佳代:「しあわせ」をテーマにしていますが、幸せって、けっこう難しくて。みんなが欲しがるものだけど、ひとり一人望む内容は違うし、形がないし。私たちは、煌びやかなものではなく、地に足のついたものとして、しあわせを少しずつ確実に届けていきたいと思っていて。このタオルを使う人、つくる人、その家族、友達……。いきなりではなく、少しずつ。このタオルを通じて日常が少しでも豊かに変わるきっかけをつくれればと思っています。

 

次回に続く >>

 

\日本橋三越にて、期間限定「OLSIA」タオルフェア開催中/
>>詳細はこちら

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<開催概要>
2018年10月23日(火) ~ 2018年11月27日(火)
日本橋三越本店 本館5階 コンフォートバスガーデン

 

 

 

 

 

 

 

 

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