カリフォルニア発ブランドGramicciと考えるサスティナブルなパンツ Gramicci × REBIRTH PROJECT 1st edition.

ヨガ、ランニング、ボルダリングといったスポーツや、グランピングなどのアウトドアがより生活のシーンに溶け込んでいる中、グラミチのアイテムを街の中で身につけている人は老若男女選ばず多い。もともとはロッククライミング用のパンツとして1982年にカリフォルニアで生まれたブランドですが、今ではファッションシーンに欠かせない存在となっています。またヘンプやオーガニックコットンやリサイクル素材を採用し環境に配慮したエコライン「GREENICCI（グリニッチ）」も開発しているブランドです。

今回はそのグラミチと「サスティナブルでシーズン問わず使える便利なパンツがあったら。。」という純粋な思いからコラボレーションが生まれました。2020年東京オリンピックの追加競技としても決定したスポーツビルディングですので、ますます注目を浴びるスポーツになるでしょう。

■180度開脚が可能な快適性と、片手で調整可能なベルト

グラミチは1970年代、アメリカで“ストーンマスター”と呼ばれ、ヨセミテロッククライミングをリードしてきた一人のロッククライマー、マイク・グラハム氏が、当時のクライミングウエアでは満足できず、独自の手法で機能性に富んだウエアづくりに着手し、1982年にカリフォルニアの小さな倉庫で立ち上げたブランドです。そのグラミチの製品の特徴として、180度自然な開脚を可能にした「ガゼットクロッチ」という股の部分のパターンメイキングや片手で簡単に調節できる「Webbingベルト」が装備されています。

▲ガゼットクロッチ(左)/Webbingベルト(右)

グラミチのパンツはクライミングパンツの代名詞的存在としてたちまち全米に広がり、スポーツウェアという枠を超えて、日本でも様々なファッションブランドとコラボレーションをし、今ではファッションシーンに欠かせない存在となっています。

■何がオーガニックで、何がオーガニックでないか

今回のアイテムではオーガニックコットンの生地が使われていますが、オーガニックコットンとそうではない通常のコットンは何が違うのでしょうか。栽培時に農薬を使わなければオーガニックコットンと言われるのでしょうか。実はオーガニックコットンと通常のコットン自体には農薬や合成肥料成分が検出されるほどの差はないようです。そのため正しくオーガニックとして認められる観点として、農業分野（畑から原綿まで）と生地の製造加工分野（紡績から製品まで）の二つがあります。

GOTs（Global Organic Cotton Textile standard）は世界基準のオーガニックコットン認証機関です。原料の収穫から環境に優しく社会的に責任のある製造を経て、消費者が信頼できるように「その繊維製品がオーガニックである」という状況を確保する世界的なルールを定めるために開発されました。

（参照元：NPO法人日本オーガニック・コットン協会）

グラミチの機能性は残しつつ、そのGOTs認証を取得しているインドのオーガニックコットンのツイル素材を採用しました。ツイル素材の特徴としては肌触りがよくシワになりにくいため、デイリーにお使いいただけます。またポリウレタンが2%含まれているためストレッチが効いており快適にはいていただけますし、コットン100%のツイル素材よりもポリウレタンが含まれていることでよりシワになりにくい生地に仕上がっています。

さらにグラミチのアイコンでもある「Webbingベルト」に廃棄されるはずだった自動車のエアバッグ（※）を縫い付けることで、ベルトの補強になるとともに、白いラインがコーディネートのアクセントにもなってくれます。

■服やシーンを選ばない男女兼用の万能なパンツ

「１年中はくことができて、着まわしのきくサスティナブルなパンツがあったら。。」という想いから生まれたのがこのパンツです。シルエットはワイドテーパードで、ヒップ周りはゆったりとしていて足元にかけて細くなる形です。真冬以外には年中はいていただける生地感で、ベーシックなカラーをご用意しているためはいていくシーンを選ばずにお使いいただけます。オーバーサイズのTシャツ１枚と合わせていただいてもいいですし、タックインしてベルトの部分をちらっと見せるのもオススメです。すっきり見せたいときはロールアップをして、ゆったりとリラックスした雰囲気ではきたいときはロールアップせずにお召しになってください。秋以降はシャツ、ニット、ジャケット、コートなど様々なアイテムと相性も良くスタイリングがしやすい着まわしのきくアイテムです。