大人の嗜み!?話題のソーシャルキーワード Vol.1「SDGs」とは


ソーシャルキーワードは大人の嗜みなのか?


持続可能な社会システムへの転換が世界的に求められている今、ソーシャルキーワードはCSR担当者だけではなく、社会人の一般常識に!

REBIRTH PROJECTが「話題のソーシャルキーワード」をピックアップし、ご紹介します。

第1回目は「SDGs」。

2015年に国連で提唱されて以来、耳にする機会も多いワードですが、そもそも「SDGs」とは何の略称なのか、実際にどのような意味を持つのか、全3回に渡って分かりやすく解説します。

SDGsの正式名称は「Sustainable Development Goals」。

SDGsは「エス・ディー・ジーズ」と読みます。

2015年に開催された国連の「持続可能な開発サミット」にて提唱されたSDGsは、人間、地球及び繁栄のための行動計画として、宣言および目標として掲げられたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、注目されています。

SDGsは、17の目標と169のターゲットからなる持続可能な開発目標です。

国連に加盟するすべての国が2030年までに、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会など、持続可能な開発を達成するための重要な目標指標となっています。


SDGsとリバースプロジェクト


第1回目は、目標1〜17の中から、REBIRTH PROJECTも力を入れて取り組んでいる「目標10: 国内および国家間の不平等を是正する」について、詳しく解説していきます。

現在、国際社会は、人々を貧困から脱出させるという点では大幅に進歩してきたといえるでしょう。

しかし、最も脆弱な国々では、未だに貧困が蔓延しており、不平等な大きな格差が残っています。

特に注目すべきは、国家間の経済的格差が縮小傾向にありながらも、各国の国内においては不平等が拡大しているという現実です。なぜ、このような事態しまうのか。それは、貧困削減には、経済、社会、環境という持続可能な開発の3つの側面とともに発展する、包摂的な経済成長が必要であるからです。

このようなコンセンサスのもと、世界から不平等を削減するためには、社会から隔絶されている恵まれない人々のニーズに注目すること、そして、そのための普遍的な政策を導入することが求められています。

REBIRTH PROJECTでは、不平等の是正のための社会的取り組みの1つとして、「WORK4 BANGLA」プロジェクトを行なっています。

世界第2位のアパレル生産国、バングラディッシュの労働者たちが、守られた労働環境での雇用創出を行いながら、目標を見つけて働くことができ、いいものづくりに邁進できるよう活動しています。

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SDGs 17の目標とは


 

目標1:あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

目標2:飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する

目標4:すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、 生涯学習の機会を促進する

目標5:ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る

目標6:すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

目標7:すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する

目標8:すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する

目標9:レジリエントなインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る

目標10:国内および国家間の不平等を是正する

目標11:都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする

目標12:持続可能な消費と生産のパターンを確保する

目標13:気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

目標14:海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

目標15:陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

目標16:持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する

目標17:持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

(参照:国際連合広報センターhttp://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/

Writer/ Nana Takeda

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