AIRBACKプロジェクトとは? <洗浄・解体編>

リバースプロジェクトが2011年4月より継続して行ってきた取り組みの一つにAIRBACKというプロジェクトがあります。車が廃棄される際にほとんどの部品がリサイクルされているなかで、頑丈が故に廃棄するほかないのがエアバックとシートベルトです。人の命を守るために機能してきたもの(AIRBAG)に、命を吹き込んで市場に返すこと(BACK)を目的に商品開発などに取り組んでいるのがAIRBACKプロジェクトです。継続して行ってきたことでアイテムもたくさん増えました。今回は普段ではなかなか見ることのできないAIRBACKプロジェクトの裏側の工程をご紹介します。

  1. <回収編>
  2. <洗浄・解体編>
  3. <染色編> (公開までお待ちください。)
  4. <縫製編> (公開までお待ちください。)

「心の報酬」

みなさんにとって働く意義とは?


前回の<回収編>では自動車のリサイクル状況やどのようにしてエアバッグやシートベルトを回収しているかをご覧いただいたと思います。ただ、そのままの状態ですと粉塵が付着していたりするので洗浄と解体の工程が必要となります。AIRBACKプロジェクトではその工程を福岡にある「就労継続支援A型事業所ディアスポラ」と連携し、障害者の自立支援をサポートしております。「就労継続支援A型事業所ディアスポラ」の代表 新城孝明さんがなぜこのような”志事”をされているか、その想いをインタビューしてきましたのでぜひご覧ください。

いかがでしたでしょうか。このような想いのもとに、AIRBACKプロジェクトのアイテムはつくられています。


回収しただけでは製品化ができない


粉塵などの汚れを落とすために洗浄を行いますが、それだけでは取れないゴミもあるので手作業でも丁寧に取り除いていきます。またエアバッグは球状になっているため、プロダクトを作る時には平面にしなければなりません。そのために球状から平面にする作業が必要な場合もあります。

エアバッグには元々入っている刺繍があるのですが、ほつれている場合は製品化には向かないため綺麗に手作業で解きます。この刺繍自体も一般的な刺繍とは異なり、とても頑丈にできているため解くだけでも一苦労です。

このようにして、「就労継続支援A型事業所ディアスポラ」ではエアバッグの回収だけではなく、洗浄・解体をしていただいています。ここでの丁寧な洗浄と解体による下処理により、次の工程の染色も綺麗に色が入りやすくなっています。次回の<染色編>もお楽しみにお待ちください。

 

※AIRBACKプロジェクトに参画してくださる企業様・団体様も随時募集しておりますのでぜひお問い合わせください。

 

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